介護の現場の安全は難しいことだらけですね。

介護の仕事をしていて安全とは何かを考えることが多くあります。

利用者の安全、家族の安全、職員の安全、施設によっても色々な安全があると思います。

もちろん、安全を優先し過ぎてしまい利用者の行動を制限してしまうこともあると思います。

ですが、それは本当に必要なことなのかと考えないといけないと思います。

仕事をする人にとっては当たり前と思われる話しとは思いますが、今回はこれから介護士を目指している高校生や目指している方に対して書いていこうと思います。

例えば、あなたは急に目隠しをされて知らない施設に連れてこられました。そして、目隠しを外されると周りには同じ服を着た人が立っています。

想像をするとかなり怖い景色を想像していたのではないでしょうか?
その時あなたは、身を護るために暴れたり声を荒げたりするのではないでしょうか。

そこで、職員からは暴れるので、ベッドから落ちないように柵で囲いましょう。となってしまいます。

実は、認知症の症状がある利用者からしたらこのことが毎回起こっている可能性があります。

「目隠しをした」というのはその場所に至るまでの経緯がわからない(認知症で言えば忘れてしまう。)という事を例えてみました。

この人は、なぜこんなに恐れているのか、暴れているのかをしっかり見ないと、その利用者への介護ができないのでしっかりその人の状況を見てください。