排泄介助では何を見ているのですか?と学生から聞かれたことがあります。
自分も学生の時に何を注意しているのですか?と質問をしたことがあります。
この何を見ているのかという質問は結構重要ですが、答えは簡単です。
「全部を見ています。」もちろんこれは大雑把な回答なので学生には言いませんが、介護の動作一つに対してその利用者の全体を見るようにしています。
排泄介助中に自分が見ていることを少し上げていきましょう。
・パットやパンツ内への排尿や排便の確認。
・排泄の確認。
・排泄物の確認。(尿や便の色や匂いについて)
・陰部の清潔の確認。
・出血等怪我の確認。
等を見ています。もちろんこれら以外にも見ていますが、今回はそれらは割愛しています。
これらを見ていて異変があった場合は、すぐに全体に報告を行います。
出血が見られた場合は、体内から出たものなのかそれとも外傷的なのかを確認しないといけないですからね。
また排泄物では、尿臭や尿色で身体の水分が足りているのかを見ます。
紙パンツなど通気性がどうしても悪い物なので、皮膚トラブルが無いかを確認し清潔を保てるようにします。
なので、ただ排泄介助を行うだけでなく、しっかりと利用者を観察しておかなければそういった変化を発見できないので、小さな変化を見つけれるようになれたらいいなと自分でも思っています。